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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
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3月の吹雪
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    本州のどこかで梅が咲いているかもしれないのに、

    小樽は猛吹雪。

    朝はそれほど雪が積っていなかったので、今日は大丈夫かな、

    と思っていたら、お昼近くから雪と風が強くなった。

    今朝はマルコを散歩させていないので、どうしても行かなければ…

    厳重に身支度をして出かけたら、向かい風で雪がで吹き付ける。

    前が見えない。

    寒い!

    しかし、北運河べりを、とにかく進む。

    細い道も雪に埋もれて、なかなか見えない。

    それでも前に進もうとして道からはずれ、

    運河側に転んでしまった。

    しかし、マルコは、私をちゃんといつもの道側に引っ張って行った。

    「マルコ、えらい! わかってるんだね」

    このままだと、運河に落ちてしまうところだった。

    まるで、「八甲田山死の彷徨」だ。

    北海道は、3月になっても、こんなことがある。

     

    話変わって、今どきの中国の若者の話、前回の続きを始めよう。

    少し前のある日、若い中国人の男性が泊まりに来た。

    紺のスーツにコート、黒いビジネスバッグを持っている。

    就職活動の人に人見えた。

    「明日は早いんですか?」と聞いたら、「う〜ん」といって、

    封筒から、日本語で書かれた文書を出して見せた。

    明日の朝、小樽商大へ行くようだ。

    「留学試験なんです。この時間まで、バスで行かなければならない。

    何時に出ればいいのか…」と、考え込んでいる。

    「駅からバスだと15分ぐらいだと思うけど。

    ここからタクシーでも2000円ぐらいかな」と私が言うと

    しばらく考え込んでいたが、どうすればいいのか、

    決められないようだった。

    まじめなおぼっちゃまタイプだ。

     

    そのまま部屋に入ったら、今度はまた中国人の若い女性が来た。

    彼女は、明日は8時ごろ宿を出るという。

    「小樽商大で試験があるので」と。

    「あら、さっきの人と同じだわ。中国の男性が明日試験を受ける

    と言って来ているんだけど、行くのに困っているみたいだから、

    紹介しますね」といって、先ほどの男性を呼んだ。

    彼は、同郷のお仲間が来たので、すごく喜んで、

    急に元気になり、中国語が飛び交った。

    彼は、日本に来たのが昨年の秋、彼女は2年半ほど日本にいるとのことで、

    言葉も習慣もかなりわかっている。

    その後、2人はその後「一緒に食事に行ってきます」といって出かけた。

     

    翌朝、彼女が先に支度をして出てきたが、彼はなかなか出てこない。

    あんなに遅れるのを心配していたのに、

    彼女が一緒だと思うと、すっかり安心して、寝坊したのかな、

    と思った。ややしばらくして、彼が出てきたが、

    身支度はまだ。

    なんと、ネクタイが結べなくて、出かけられないんだと。

    「あら、早く行かないと、送れるわよ」と私。

    まだもたもたしている。

    すると、息子が、「ちょっと貸してみて」と彼のネクタイを

    首から抜き取り、自分の首に巻いた。

    息子もネクタイ生活をしていないので、素早くはできないが、

    それでもなんとか締めて、それをゆるめてわっかにし、

    彼の頭からかぶせて、首までおろした。

    「そのままで、少し絞ると締まるよ」といった。

    あら、意外な方法を考えるのね、と、私は内心思う。

     

    そうして、2人はニコニコしながら、あわてて出て行った。

    ネクタイするより、遅れないで行く方が先だと思うんだけど…

     

    中国人の一人っ子政策で、親に大事にされて、留学までしている。

    こんな若者がうちにも次々とやってくる。

    お育ちもよく、しっかりした人が多い。

     

    翌日は、美人の中国女子留学生。

    東北大学の大学院で経済学を学んだそうだ。

    論文を出したので、解放されて旅に出たという。

    論文が通れば、国に帰るんだそう。

    本当にきれいな人で、北朝鮮なら、美女応援団にすぐに入れそうだ。

    日本語もでき、頭もよく、才色兼備。

    彼女は、マルコが気に入り、喜んでなでたり遊んだりしていた。

    私が散歩に行くというと、「一緒に行ってもいいですか」

    という。2人と1匹で出かける。

    その日も雪が深かった。

    彼女は雪にまみれながら、マルコと運河の写真を撮り

    感慨深い様子だった。

    帰るとき、「もっといたかった。また来たい」といった。

     

    こんなしっかり者の中国の若者が、これからの中国を

    動かしていくんだろうなぁ。

    たくましさと繊細さと。

    爆買いの中国人のイメージとは少し違う感性を

    残していってくれた。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    | - | 14:49 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    【埋もれにご注意】
    TVニュースで見ても容赦ないブリザードですね。3月に入ってからのこんなブリザードは暖冬といわれる前の昔の北海道でも記憶がないです。身体にこたえる以上に春を待つ気持ちにこたえますね。落雪や吹き溜まりに埋もれないようにお気を付けください。
    今回の中国人は放っておいてもいいんでないかい。そだね〜。
    | koishi3 | 2018/03/02 2:37 PM |

    出来るだけ小樽の写真も載せて下さい。
    毎回「かもめや日記」は私のFacebookにシェアしていますが、写真有の場合に比べて今回のように写真無の時は、アクセス数もいいねの数も極端に少なくなります。文字だけでは一瞬のキャッチ力が弱くなるんでしょうね。宜しくお願いします。
    | koishi3 | 2018/03/04 7:27 PM |










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