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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
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犬を介して深読みの人生
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    9月も終わり。

    わが宿に犬が来てからというもの、1週間、2週間

    嵐のような日々だった。

    トイレのしつけ、散歩、ごはん、睡眠…

    どれもこれも牧場育ちの子犬が、町の暮らしを学習していくことは、

    考えてみれば大変なことだ。

    しかも、この犬は、家庭で飼われるのではなく、

    宿屋の犬として、わが宿に来た。

    お客さんにも通用するような

    躾を身に着けていかなければならない星の下にある。

    例えていえば、歌舞伎役者の家に生まれた男の子

    みたいなものだ…なんていうのは、ちと大げさか。

    この家の家風を早く知ってほしい。

     

    商売上、店には犬を長く置けないが、まだお客さんが来ていないとき、

    私たちが掃除や店の仕事をしている時は、

    店につないである。

    ヤツも人の姿が見えると、安心しているようだ。

    夜は息子の監視の下、2階で寝ている。

    店が休みの時は、自宅に連れていく。

    人間の都合で、この犬は、この3か所で過ごさなければならない。

    トイレの使い方も3か所ではなかなか覚えられず、

    半分は失敗して、おこられている。

    しかし、人のそばにいたがり、息子の膝の上で

    寝るのが最高に幸せ、といった顔をしている。

    こう書くと、それなりにおとなしくしているように思われるが、

    喜んでいるのか、怒っているのか、ちびのくせに

    とびついたり、かみついたり、大変だ。

    おかげで、息子の両手は傷だらけ。

     

    この子犬のエネルギーを放出させなければ、

    私たちの平穏な時間はないので、

    仕方なく散歩に連れ出す。

    最初は、アスファルトの道をいやがってしり込みしていたが、

    いまではぐんぐん歩くようになった。

    私がよく連れていくのは、北運河のほとりを歩かせ、

    噴水のある運河公園へ。

    牧場育ちの犬は、草が大好きで、芝生をさがしては、

    走り回る。

    この小さな命に、元気をもらうと同時に、責任も感じる。

    生き物を飼うことは、生易しいものじゃない。

     

    子犬を散歩させるようになってから、犬を連れた人とも

    話をするようになった。

    どの犬も、飼い主の躾がいきとどいているようにみえ、

    こんな暴れん坊の子犬を、よくもまぁあんなに従順に躾けたものだと、

    それぞれの飼い主をも尊敬したくなる。

     

    これは犬の話だが、人間の赤ん坊を育てているときは、

    こんなに手のかかる子育てを、自分は続けることができるのだろうかと

    不安になったことを思い出した。

    そして、いままで注目したこともない、髪振り乱して

    小さな子供を2人もつれている母親を、心から

    「偉いなぁ」と尊敬したものだった。

    いまは、ゆったりと大型犬を連れている人をみると、

    あのときと似たような気持で、「すごいなぁ」と思う。

     

    この犬をこれからうちで飼い続けることができるのか、

    かなり不安になっている。

    そんなこととはつゆ知らず。

    さきほど連れて行った埠頭公園での散歩で疲れたのか、

    子犬は店の床にねころんで、グーグーいびきをかいている。

     

    そして、ふと目をさまし、あっけらかんとした表情で、こっちをみている。

    その曇りない表情に、人間は癒されるのだろう。

    思いわずらいに苦しめられる人間は、

    「今がよければ、それでよし」の刹那的な動物の存在に

    「ああ、それでもいいんだ」と教えられ、

    ホッとするのである。

     

    このマルコのやんちゃな行動に悩まされながら、

    あらたな人生、深読みの日々が始まる。

     

     

     

     

    | - | 16:35 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
    「ほしのもと」と入力して、変換キーを押すと「星の下」となる。
    「監視の下」も同様。
    どうすれば「星の元」になるのか?
    かもめやのパソコンはかもめやのの家風に染まっている。
    | 蛍 | 2016/09/30 11:36 PM |

    蛍さん、誤字、ご指摘ありがとうございます。朝5時に起きて
    直しました。まだまだ直したいところがあるのですが、うちのパソコン、マウスでクリックすると、ほかのところまで消えてしまったり、うまくいかないのです。これも書くのがやっと。文章を書く以前に、パソコン操作がうまくできないまま、今日までやってきました。基本ができていないまま、店も今日までやってきた。やれやれ。
    | 店主 | 2016/10/01 6:30 AM |

    子犬を買うのは子育てに似ている、と昨年生まれて一か月ほどたった子犬をもらって一緒に過ごしはじめたときそう思いました。やっと目が空いたばかりのようなヨチヨチ歩きの子犬を外で飼うのは忍びなく、ゲージを玄関の上り框において、おしっこのしつけのために時間を見て外でさせたりするうち、おしっこが出たくなると、クンクン鳴いて教えるようになったのはいいのですが、間隔が短くて、夜中にそのたび起きなくてはなりません。ぐっすり眠っていてもそのくんくーんという泣き声で目が覚めてしまうのです。でもそれは一時のこと、子育てと同じで日々成長していくのですよね。
    手はかかるけど、かわいさもあり、言葉は話さないけど、しっかり目で伝えているような、、、。そうそううちの犬も飛びついたり噛むのも好きでなかなかたいへんです。
    | ノラ | 2016/10/01 12:46 PM |

    噴水のある運河公園、ええ、わかりますよ、私も行きましたので。
    マルコ、トイレ3か所だからね、よく覚えてね!
    すごっくめんこいんでないかい!
    | Wako | 2016/10/01 8:34 PM |

    やっぱり、命をひとつ預かるということは大変なんだと思いました。
    私には無理だな。
    時々、私の中のライオンが吠えるのですよ。このライオンの世話で手一杯ですね。

    それに、犬もやっぱり育ちが出るんだと思いました。育ちが分かると言いますが、人間と一緒ですね。

    マルコが、敦さんに似てると思うのは私だけ?

    | John 1940 | 2016/10/02 10:36 AM |










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