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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
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チャンチャカ車で北海道上に上陸
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    8月も終わり近くなり、北海道に台風が上陸。

    内陸では川が氾濫したり、道東の方では、土砂災害があったりと、

    大荒れの天気に、人々の生活が、大きく狂わされた。

    小樽は、台風の中心からははずれたため、風は吹かなかったが、

    2,3日土砂降りの雨が続き、この時をめがけてきた旅人は、

    「ついてない…」と困惑し、しかたなく、雨の中を次の目的地へと向かった。

     

    千葉から来た常連の女性のお客さんと夜話していると、

    舞鶴から新潟を通って夜遅く到着するフェリーにのってくるお客さんが

    到着した。

     

    10時少し前、「おそいなぁ」と思っていると、

    玄関前で、「チャンチャカ チャンチャカ」にぎやかな音がする。

    外に出てみると、なんと、おまつりみたいな、小さな消防車みたいな、

    屋台みたいな赤い車に、キンキラキンのピーラピラ、飾りをつけた車が到着した。

    「こんばんわー、今日お世話になる者です。おそくなりまして」

    ん、まぁ〜 こんな遅くに、そんなににぎやかな音をたてて

    道を走ってもいいのかな、と内心気になる私。

    「あらぁ 驚いた。なんですか、この車」

    と聞くと、これはタイだかベトナムだかで走っているバイクみたいな車を

    輸入しているところから買ったんだという。

     

    それにしても、よくまぁ、こんな車で関西から北海道までくるわね。

    この60代くらいの男の人の気持ちがわからない。

    人生働きづめで、やっと仕事から解放されたんだから、

    好きなことをやってもいいだろうと、自分に言い聞かせているんだろう。

    奥さんは、ご家族はどう思っているんだろう。

    そうか、これまでの人生、周りの人の気持ちを考えて行動することばっかりで、

    もう飽き飽きしたんだな。

    私は、勝手にそう思った。

     

    夜も更けたので、あまり話もせず、その晩は休んだが、

    翌朝は、台風がもたらした猛烈な雨。

    「留萌の方まで行くつもりだけど、この雨じゃなぁ」

    来た時の元気はどこへやら。

    彼は、どしゃ降りの空をうらめしそうに眺めていた。

    やっとのことで、少し小降りになったので、

    仕方なく赤い車にまたがり、屋台をゆらゆら揺らしながら

    雨の中を去って行った。

     

    雨天がこんなに似合わない車もないなぁ。

     

     

     

     

     

     

    | - | 20:58 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    女将もたまには毒舌を吐くようで。
    かもめやにはお似合いのチャンチャカ車、無事に旅を終えたでしょうか。記憶に残る旅だったのはまちがいないと思います。
    | 蛍 | 2016/09/06 3:18 PM |

    つい昨日、男性のお客さんから電話で「部屋はあいてないですか」
    との問い合わせがあったが、あいにく満室だったので、息子が
    お断りしていた。「前に泊まった者ですが…」といったそうで、
    だれかな、と調べると、あのチャンチャカ車の人だった。
    「えっ、まぁだ北海道にいたの?」各地でさぞかし人々を
    驚かしただろう。いや、ヒンシュクをかうというのか…
    家に帰ったら、家族の冷たい視線が待っている。いや、そうとも限らないわよね。戦地から生還した兵士を喜ぶような奥さんがいるかも。
    | 店主 | 2016/09/09 7:20 AM |










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