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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
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坂の町、早春のノスタルジー
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    本州では桜の便りが聞かれるここ数日。
    小樽もあたたかな日差しが続いて、ようやく雪が解けた。
    といっても、坂の上や、日陰の場所には、
    まだまだ雪が残っている。
    ふと見ると、日当りのいい空き地に、
    ふきのとうがいくつも顔を出していた。

    ブログの「かもめや日記」にたくさんのコメントが寄せられていて、
    感激。
    このところだいぶガタが来ている心身のウオーミングアップをしていたのだが、
    みなさんの温かなコメントに励まされて、胸が熱くなった。

    3月はいつもわが宿はすいている。喫茶店も長いこと休んでいる
    のだが、遠方から、また地元から、知人友人が次々と
    かもめやをおとずれ、話をしていくことが多くなった。
    みんな冬の間、心も体も固くしていたのが、
    春の陽気に誘われ、虫が穴から這い出すように、
    外に出たくなったのだろう。
    あったかくなると、人は心まで開放したくなるようだ。

    ところで、人はどこでどう心を開放するのだろう。
    やはり、人と話して、自分を理解してもらうことなのだろう。
    たくさんの人が訪れるかもめやで、私の役割は
    さりげなく、また人の心を大切に受け止めることかな。
    まだまだ修行が足りないなぁ。

    早春の冷たく透明な空気にさそわれ、坂の上の自宅近くを
    歩いてみたくなった。
    崖の上から雪解けの清らかな水が、ごうごうと音を立てて
    流れ落ち、やがて住宅街の排水溝に流れ込んでくる。
    その水音は、北国の悲しいまでに遅い春の訪れを告げているようにも
    聞こえる。

    息子を誘って、三角山のふもとにある私が通った西陵中学校まで
    行ってみた。校庭は、まだまだ雪に覆われていた。
    校門を出て、山腹につけられた粘土質の道を歩く。
    夏は汗をふきふき走って通学した道だ。
    眼下に、なつかしい小樽の街並みと港の風景が広がる。
    あの時代の学校や友人、家族の思い出がよみがえって、
    胸が熱くなる。
    小樽は、坂の上や高台のいろいろな場所から、港町の味わいのある
    景色が見られる。
    立っている場所の高さや角度によって、少しずつ風景が違うが、
    どれもこれも美しい。
    多くの画家が、これらの景色を絵にしていて、
    日本中でこれほど絵になる町も、そうないのではないか。

    少し歩くと、道にまだ雪が積もって、足が少し埋まる。
    山道のはずれから住宅地に出るところまで来ると、
    さらに雪が深くなって、行き止まりの看板があった。
    「しまった、ここまで来て、引き返さなきゃならないの?」
    とあせったが、
    なんとか脱出しようとしたら、息子はズボッと膝まで埋まった。
    それでもやっとのことで這い上がって、なんとか道に出た。

    残雪の山道を抜けると、急傾斜の船見坂に出る。
    坂の上から眺める港の景色は、日によって海の色が違い、
    ノスタルジックで心にしみる。
    運河のほかに旅人にすすめたい、小樽の坂道ナンバーワン。
    まだまだガイドブックに載っていない
    味わいのある場所はたくさんある。






     
    | - | 12:36 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
    残雪の小樽は2年前…
    光景が目に浮かびます。
    そして女将さんと敦さんの笑顔が懐かしくなります。
    | Junko | 2016/03/31 9:54 PM |

    三角山は今は旭山というらしい。
    年配の方は今でも三角山と呼ぶにちがいない。
    山頂には旭展望台があり、夜景が素晴らしいという。
    | 蛍 | 2016/04/01 1:30 PM |

    東京は今が桜の盛りです。
    小樽の桜はまだひと月先ですね。
    船見坂の上に、小樽港運(はしけの会社)の役員をしていた祖父母の家があり、高1の時、下宿をしてました。冬場はタクシーも滑って登れないほど急な坂でしたね。
    | 恋志3 | 2016/04/03 5:44 PM |

    恋志3さんは、船見坂の上にいたんですね。坂を下って、小樽駅前からバスで高校へ通っていたのでしょう。
    おじいさんが現役のころの小樽の海運業はそうとう盛んで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったと思います。お父さんは、いいとこのぼっちゃん。恋志さんは、そのお孫さんということになりますね。小樽の歴史の隆盛が見えてきます。
    | 店主 | 2016/04/05 1:17 PM |

    更新されたのが嬉しくて
    すぐにメッセージを書こうかと思いましたが、
    それだとストーカーみたいかなと思いもして…
    そのようなわけで
    ちょっと間を開けてコメントをば。
    梅、桜、こぶし等が一気に咲き誇る季節まで
    もう少しになりましたね
    まだ風が強い日もあるけれど。
    春といえば、先日は復活祭が有りましたよね。
    私は自分なりの生き方を模索する毎日です。
    | ふきのとう♪ | 2016/04/06 1:42 PM |

    ふきのとうさんは、日本のどこにお住まいですか。
    かもめや日記のコメンテーターは、中部、関西方面の方が多いのですが…。「復活祭」という言葉が出てきたので、小樽にいらしたら、私がよく話題にする地獄坂のカトリック教会に行かれることをおすすめします。とっても美しい建物ですよ。
    | 店主 | 2016/04/09 1:57 PM |

    ご無沙汰です。
    女将さんと同じ市内在住( ´ ▽ ` )ノ
    カトリック信者です。
    あの司祭館に最後に住んでいたのは
    新海金物店の長男さんで、新海神父さま、だつたように記憶してます。
    | ふきのとう&#9833; | 2016/05/18 1:15 AM |










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