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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
コメディアン逝く
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    北海道では、一足早く収まったかに見えるコロナ感染。

    東京では毎日の感染者数が上り坂のようで、

    人口密集の大都会では、どうなるのだろうと、

    遠くから火事を眺めるような気分で恐れている。

    小樽もいつまた再燃するかわからない。

     

    観光の地域には、ほんとうに、人っ子一人いないし、

    観光バスの広い駐車場には、一台もバスが止まっていない。

    そんなわけで、かもめやも、このところお客さんが

    まったくいない。

    ジタバタしてもしかたがないので、この時期

    ゆっくり休んで、体調を整えることにした。

    店の前の雪もすっかり解けて、歩道に春の日差しが

    ふりそそいでいる。

    こんな時、出かけるとしたら、郊外の人がいない場所に限る。

    久々にマルコを朝里に近いドッグランに連れていくことにした。

    きっとまだ雪が解けていないだろう。

    私も足が痛いので、犬にリードをつけて長く歩くことができない。

    あそこなら、人もいないから、犬を放しても

    大丈夫だろう。

    そう思って行ってみると、案の定、ドッグランは

    まだまだ雪に覆われていた。

    それでも、マルコを放してみると、喜んで

    広い雪原を走り回っている。

     

    まだ葉が出ていない白樺の木々が、空に向かってすっくと伸び

    梢がもやもやと煙るように肩を並べている。

    この白樺のたたずまいは、ほんとうに美しい。

    マルコはちょろちょろと音を立てて流れる

    雪解けの水を飲んでいる。

    道端のネコヤナギが銀色に芽吹いていた。

    このすがすがしい空気は、

    免疫力を高める、何よりの薬だ。

     

    ドッグランの帰りに、車の中で、息子が

    「志村けんが死んだらしいよ」といった。

    「え〜っ、ほんと?」

    コロナで肺炎になったとは聞いていたけど、まさか。

    信じられない。ショックだ。

    そのまま車で町に降りて、八百屋で買い物をする。

    離れた場所で息子に待っていてもらった。

     

    頭の中は、志村けんのことでいっぱいだ。

    子育ての時は、いつも子供がドリフターズを見ていたので、

    親世代もついつい一緒に見て笑っていた。

    「か〜ら〜す、なぜなくの、からすの勝手でしょ」

    とか、東村山音頭、ひげダンス、そして

    「だいじょぶだぁ〜」と…

    子供たちは、いつも志村の真似をして喜んでいた。

    自分たちの時代とともに生きた親しいコメディアン。

    一つの時代を失った思いで、言いようのない気持ちだ。

     

    志村のことを思いながら、たくさんの野菜を両手に持って、

    車のところへ行く。後ろのドアを開けたら

    あらっ、運転席に知らないおじさんがいる。

    その人は「なんだよ〜」という顔をして、こっちをにらんだ。

    「あれっ、まちがえた!」車を間違えてしまったのだ。

    「ごめんなさい」ひらあやまりにあやまって、

    すぐ近くに止まっていた自分の車のところに逃げた。

    車種は同じだけど、色が違う。

    間違えた車は白。うちのは黄色だ。

    息子に、「よその車とまちがえちゃった、

    まったく恥ずかしいわ」と言った。

    ふと思った。

    こんな時、志村だったらどんな演技をするだろう。

    運転席に向かって、「ヘンなおじさん♪、ヘンなおじさん♪」

    といったかもね。

     

     

    あれ〜っ、まだ雪だぞ

    雪におおわれたドッグラン

    白樺が美しい

     

     

     

    ネコヤナギが芽を吹いて

    早く雪が解けないかな〜

     

     

     

    | - | 20:52 | comments(2) | - | - | - |
    自分への旅
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       あると思えばある気もするし、ないと思えばない。

      自分の近くのコロナの存在。

      なにやら禅問答みたいだが、だからこそ苦しい。息も詰まる。

      外出を控えて、それならと、自分への旅を始めると、

      これはこれでそう楽しいものではない。

       

      そんなとき、バートランドラッセルのこんな言葉が

      思い出される。

       

      「あまりにも強い自我は一つの牢獄であって、

      もしも人生を目いっぱいエンジョイしたいのであれば、

      人はそこから逃げ出さなければならない」

            幸福論より

       

      そう、自分の牢獄と足の痛みから逃げ出そうと、空気の清浄な村

      へ行くことにした。

      小樽から車で40分ぐらいのところにある赤井川村へ。

      ここには村の人が入る温泉と、ゆったりくつろげる休憩室がある。

      トンネルを抜けてこの村に足を踏み入れると、雄大な自然の保養所

      のようなクリーンな空気が流れている。

      体が疲れ、この世の雑踏から逃れたいとき、この村の温泉を訪れる。

      今回は、まだ雪に覆われていたが、なんとも言えない静寂が

      あたりを包んでいた。

      広い雪原や雪をかぶった山々を目にすると、

      点滴を受けたように、心と体が楽になる。

       

      温泉施設はいつもよりすいていたが、施設の人は

      コロナを気にする様子もない。

      きれいなお湯が湧き出している温泉でゆっくりあったまり、

      露天風呂に浸かると、桜の花びらみたいな大きな雪が

      ひらひらと舞っていた。

      東京ではそろそろ桜も散るころだというのに。

       

      昔は湯治といって、冬の間ひなびた温泉に長く滞在し、

      体をいやしたものだった。

      ここはそんな場所にふさわしい。

      体があったまると、積もりに積もったこのところの

      細菌情報というストレスが、体から抜けていくようだ。

      足の痛みもずいぶん和らいだ。

      都会の人は、こんなストレスを、

      どこで解消するのだろう。

       

      帰りは海岸線を通って、海を眺め、深呼吸する。

      赤井川村は、私の天然の隔離室だ。

       

      赤井川村入り口

       

      村の公共の建物は意外に洋風

      この日は雲がきれいだった

      雪原の中に小さな池がある

       

      帰りの余市海岸

      | - | 17:05 | comments(4) | - | - | - |
      自然に帰れ
      0

        世界中を恐怖に陥れているコロナにおびえる毎日。

        日本でも、若い知事の判断で、いち早く学校を休みにした

        北海道は、感染者の発症がだいぶ収まったようで、

        外出制限もようやく解かれた。

        一時は、町に人っ子ひとりいなかったが、

        今日はお天気のよさも手伝って、ほっとした表情の人々が

        道を歩いている。

         

        いまは、だいぶ雪も解け、アスファルトの道路が出ているが、

        2,3日前、ドカ雪が降った。

        今年の息詰まる冬の日々、毎日雪道をマルコを連れて

        散歩させていたせいか、急に膝が痛くなって、

        歩くのも困難になってしまった。

        北海道では、凍った雪道をすべらないように普通に歩くだけで、

        足に相当負担がかかる。

        人々はそれが当たり前と思っているが、

        お年寄りは危険なので、あまり外に出ないか、

        よほど注意して歩いている。

        そのお年寄りの私は、毎日氷の上や足が埋まるほどの雪の中を

        犬を連れて歩いていたのだ。

        マルコは氷の上や深い雪をものともせず、

        ものすごい力で引っ張る。

        その力たるや、何馬力といったらいいのか。いや、何犬力か。

        飼い主は、そのたびに転ばないように、足腰に

        力を入れて、バランスをとることになる。

         

        まぁ、たとえて言えば、スケートの羽生結弦が、

        氷上で無理な動きを重ねて、足を傷めるようなものだ。

        あれだけ鍛えているアスリートでさえ、足の不調に陥ることがある。

        いわんや、この私をや。

        それにしても、足の痛みで気持ちが滅入る。

         

        人は、体のどこかが故障して、はっと気づくことがある。

        いままで、なにも意識せずに動いていた体が、

        痛むことによって、その臓器や部位が「ある」ことを知る。

        失うことによって、「ある」ことの意味を本当に知る。

         

        な〜んて、哲学してる場合じゃないのだ。

        とにかく、犬の散歩は待ったなし。

        一日も休むことはできない。

        やっとのことで歩いて、雪に埋もれた近くの運河公園に

        マルコを連れて行った。

        夏のころ、毎日つないでいた木にマルコをつなぐと、

        喜んでぐるぐる回っている。

        空気は澄んで、冴えざえと空が青い。

         

        ここにはコロナはいないし、恐れるものは何もない。

        自然はすべての汚れを取り去ってくれ、

        傷ついた人間に新たなエネルギーを吹き込んでくれる。

         

        人は立ち止まって、自然の中に身を浸しなさいという

        大いなるものの声が聞こえたように思った。

         

        近くの運河公園に、春の雪が…

         

         

         

         

         

         

         

         

        | - | 07:52 | comments(11) | - | - | - |
        コロナの陰の静けさ
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          雪の少なかった冬も、どうやら終わりかけているようだ。

          いつもなら雪かきに追われる日々が、今年は新型コロナウイルスの騒ぎで

          家の中でじっと身を縮めていることが多かった。

          テレビで毎日患者が見つかっているのを見て

          不安に駆られ、なんとなく自分も体調が悪くなる。

          戦時下で、防空壕の中でラジオから流れる戦況に

          耳を傾ける、そんな恐怖にもたとえられそうだ。

           

          北海道は感染者が多いようだが、小樽では、まだ出ていない。

          中国や韓国からの観光客はほとんどいなくなり、日本人観光客も

          ぐんと少なくなった。

          人々は外出しなくなったので、町には妙な静けさが流れている。

          それでも、犬の散歩は休むわけにはいかない。

          マルコを連れて、いつものように北運河を歩くと、雪もだいぶ解け

          真冬の風の寒さが、いつの間にか和らいでいる。

          今朝は、運河の水が油を流したようにとろりとして、

          これが春の訪れのしるしかなぁと思わせられる。

           

          このコロナはどういう生き物で、誰に対してどんな動きをするのか、

          わからないため、人々は得体のしれない不安に陥る。

          自分もこんな疑問を持っていた時、

          テレビにほんのちょっとノーベル賞受賞者の山中伸弥さんが出た。

          そして、感染症の専門家に質問している。

          「このウイルスを持っている人の8割の人は他人にうつさないんですが、

          2割の人が何人にもうつすことがあるんです」という専門家に対して、

          「その2割のウイルスはどこが違うんですか?」と山中さんが聞いた。

          すると専門家は「さすが、山中さん、鋭い質問ですね」とほめてから、

          「それがねぇ、わからないんですよ」と答えた。

          このテレビは、なぜかこれだけの部分しか放映していない。

          でもねぇ〜、山中さんの質問は、「さすが」じゃなくて、当たり前でしょ。

          私だってどこが違うのかと思う。

          だれがこのウイルスを持っていて、だれがうつすのか、

          もしかして自分が持っているかもしれない、というところがこわい。

          親しい人同士だって疑心暗鬼、戦々恐々としてしまう。

           

          マスクで息苦しい時、ちょっと気分を変えて

          ウイルス、菌を金と思ってみたらどうだろう。

          8割の人はお金を持っているがそれほど目立たない。

          つまりそんなに持っていないが、2割の人は大金持ちで

          たくさんの人にばらまいてしまう。

          まかれた人は大喜び。

          これだったらいいのにな。

           

          息苦しい時、その2。

          コロナ情報のテレビをつけていたら、脱力系の番組になり、

          あの大食いの石ちゃん、おいしいものを食べて「まいう〜」

          という食リポタレントが、見たことのある道を

          歩いている。

          「あれっ、これうちの近所じゃないの?」

          とびっくり。梁川通り商店街のはずれだ。

          すると、石ちゃんは、うちのすぐ近くで飼っている柴犬の

          ところへ行って、「この犬咬みます、って書いてあるよ」

          といって笑っている。

          そう、わたしたちがいつも「咬みます犬」といっている

          犬だ。

          おとなしそうに座っている柴犬の前に大きな立て看板が

          置いてあり、飼い主が、この犬は咬むので、手を出さないようにと

          注意しているのだ。

           

          マルコは毎日この犬の前を、平気な顔で通っているのだが、

          「咬みます犬」は、マルコの顔を見ると、

          自分の小屋から大きな毛布をくわえてきて、

          「うぅ〜」とうなって毛布を振り回す。

          時々、毛布を持ち出すのが遅れて、マルコが通り過ぎてしまい、

          おどすのが間に合わないときがある。

          いつもこれで笑ってしまうのだが、

          石ちゃんが、この看板を見ていたのにはびっくり。

          そのあと、石ちゃんは、すぐ先の「龍鳳」という

          中華食堂へ行って、大盛りのあんかけ焼きそばを食べていた。

          「まいう〜」情報はこれにておしまい。

           

          マルコの足が雪に埋まっているので、雪の深さがわかる

          石蔵のライブハウス「ゴールドストーン」

          小樽らしい雰囲気のある建物だが、いまはちょっとひっそり

          咬みます犬。この毛布をくわえて振り回す

          石ちゃんが咬みます犬を見て、笑っていた(画面は、夏の録画。

          小樽ではない)

           

          | - | 08:04 | comments(3) | - | - | - |
          雪あかりの路は続く
          0

            急にドカおおいようである雪が降ったと思ったら、翌日気温が

            ぐんぐん上がり、アスファルトが出るくらいに雪が解けた。

            こんな中での「雪明かりの路」のイベントは、いったいどうなるのか

            と思ったが、手宮線跡にも運河にも、なんとか雪のオブジェは

            できた。

            夜になって、ためしに出かけてみると、

            新型コロナウイルスの流行にもかかわらず、

            中国か韓国か、タイかベトナムか、アジアの若者で

            にぎわっていた。

            雪を美しい、珍しいとみる人が多いようである。

            地元の人々は、雪にはうんざりだが、

            それを見たいという人々がいて、観光が成り立つのである。

            いつの間にだれが作ったのだろう、雪の小山に、

            いろいろな細工をし、すきまにともしたろうそくの

            明かりが、白い雪を美しく彩る。

             

            昔は雪だるまを作るぐらいで、こんな芸術的な作業は

            しなかったが、このイベントを始めて以来、

            小樽の人は、雪の美しさに目覚めたようだ。

            たくさんの人が来てくれるのはうれしいことだ。

             

            暗闇の中で、写真を次々と撮ったが、

            なにせ技術が未熟なもので、うまく写せない。

            下手な写真で恐縮だが、いくつかお見せすることにしよう。

             

             

             

             

             

             

             

            駅近くのアーケード街

             

            | - | 12:15 | comments(2) | - | - | - |