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かもめや日記

北海道小樽市にある小さな宿「おたる北運河かもめや」のブログです
おたる北運河かもめやのホームページは http://kamomeya.main.jp
風邪に見舞われ年明ける
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    あけましておめでとうございます

     

    新しい年を迎え、1週間が過ぎた。

    今年は思いのほか雪が少なく、ほっとしている。

    お正月は、わが宿も休みにさせてもらった。

    それでも、犬の散歩は休めない。しかたなく雪の運河を歩く。

    冬になると運河にカモがやってくるが、今年も冷たい水の上を

    緑のカモや、茶色の子ガモがすいすい泳いでいる。

    こんな風景を見ると、心が洗われる。

     

    さて、3日目の朝、息子が起きてきて「のどが痛い、

    体中痛くてたまらない。熱も38℃だ」という。

    「あぁ、あの風邪だ。私のがうつったのかなぁ。なおってから

    だいぶたつのに」と私。

    「どこか病院やってないかな」と彼。

    休日当番医をさがして、息子と犬を乗せて長橋の病院へ。

    この犬を一人で留守番させられないのが難点だ。

    何をするかわからないので、どこへいくにも

    車に乗せていかなければならない。

     

    息子が病院へ行っている間、犬を散歩させようと、

    なえぼ公園へ行った。ここは、春は桜、夏は緑、秋は紅葉の

    雑木林が続く、なかなかいいところだ。

    もう雪が深くなって歩けないかと思ったら、

    意外に人が歩いた道がある。

    そこをたどっていくと、ふだんは芝生になっているところが

    雪原になっていていて、そこにも人の歩いたあとがある。

    マルコは細い雪道をどんどん歩いて行く。

    そこから眺める葉の落ちた黒い木々が雪に映えて、何とも美しい。

    近くの雪の割れ目に、小川のせせらぎが聞こえ、

    澄んだ水が流れている。

    思いがけず足を踏み入れた雪の雑木林で、

    美しい光景を目にすることになった。

    ブリューゲルの絵のようだ。

    犬の効用は、人間だけなら普段行かないようなところへ行って、

    自然に親しむ機会が増えることだ。

     

    病院の前に戻ったが、息子が出てくるまで

    ずいぶん待たされた。

    「すごく混んでて、おんなじような風邪の人が多かった」という。

    「インフルエンザじゃないって」

    それはよかった。

     

    わりあい早く息子の症状は落ち着いたが、

    今度は、こともあろうに私が具合が悪くなった。

    また風邪みたいだ。

    これが長引いて、いまだに治っていない。

    一旦治った風邪に、またかかるということがあるんだろうか。

    風邪ぐらい、と思うが、体調が悪くなると

    気分も滅入ってしまい、世も終わり、という感じになる。

    これが一番こたえる。

     

    犬を連れてなえぼの雪原に入ったのがいけなかったかもしれない。

    「年寄りの冷や水」」とはこのことだ。

     

    雪の運河、これでも雪は少ないほうだ

    手宮公園の上にある稲荷神社

    運河の雪山にとまるカモ

    なえぼ公園

     

    | - | 15:13 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
    目が回る忙しさ?
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      暮れも押し迫り、お天気も荒れ模様。

      吹雪きで先が見えないような時が、日に何回もある。

      子供の頃は、外がどんなに荒れていようと、寒かろうと

      平気だった。毎日の空の変化が面白くさえあった。

      しかし、今は完全にお天気に負けている。

      雪や吹雪から逃れよう、身を避けようとそればかり考えている。

       

      さて、この冬は、タラのこぶ締めの虫に大当たりして以来、

      どどど〜っと健康は下り坂。

      特に脳梗塞を経験した若いお客さんに、「規則正しい生活と、

      食事に気をつけなきゃだめよ」

      と説教したあたりから、こちらの健康もあやしくなってきた。

      胃カメラで、タラと一緒に飲み込んだ虫をつ間み出してくれた医師に、

      「ついでにピロリ菌がいるか検査してみませんか」といわれた。

      そうだ、ピロリ菌がいると、胃がんになる可能性がある、

      もしいたら、それを除去すれば、胃がんにならない、

      と聞いたことがあるので、それならやってみようと

      お願いした。

      血液検査の結果、ピロリ菌はいなかった。

      ここまでは、めでたしめでたし。

       

      数日後、朝起きたらのどがいたくてたまらない。

      どこの病院へ行こうかな、と考えた。

      私の元上司の女性が今は薬剤師で、小樽の入船町の耳鼻科の隣の

      薬局で働いている。

      彼女が「風邪は、耳鼻科でもいいのよ」

      といったことを思い出し、そこの耳鼻科へ。

      インフルエンザではなく、のどの痛みはすぐにおさまった。

      上司の薬剤師さんのところへ薬をもらいに行ったら

      喜んでくれ、「風邪も病院の薬は、治りが早いのよ」と。

      確かにそうだなぁ〜

       

      数日後、立ち上がったらめまいがし、頭の中が、ぐるぐるぐわぁ~ん。

      吐き気もだんだん強くなり、ついにトイレへ。

      この間のお客さんに聞いたことを反芻し、心配になる。

      まだ救急車ではなさそう。とにかく寝ようとねてしまった。

      翌朝起きようとすると、また大きくぐるぐる回る。

      困ったなぁ、今晩は宿のお客さんも来るし。

      そうだ、薬剤師の彼女にそうだんしてみよう。

      「めまいは耳鼻科だといっていたけど、脳梗塞の前兆だといやだなぁ

      と思って…どこの病院へいったらいいかしら」と私。

      「あら、今日は祝日で、病院は休みよ。私もよくめまいがするので、

      薬を持っているから、今から持って行ってあげる」と彼女。

      この人の自宅は銭函で、だいたい彼女は超忙しい人だ。

      いま、お父さんが倒れて、危ない状態だというのに。

      「そんな…うちまでなんて、いいわよ」

      といっているうちに、すぐ来てくれた。

      救急車のような彼女に、本当に感激した。

       

      薬を飲んで数日。だいぶよくなっているが、

      まだフラっとすることがあるので、彼女の隣の耳鼻科へ。

      「ふう〜ん、だいぶめまいが強いな。でも、最初のときから

      しばらくたっているし、頭痛もないようなら、脳梗塞などでは

      ないようですね。めまいは、耳の中の問題だから」と医師。

      そしてまた、薬局で彼女から薬をもらった。

      薬の説明をわかりやすくしてくれたが、こんなとき

      知り合いがいてくれて、親切にしてくれると、

      ほんとうにうれしく心強い。

      「私が最初にめまいがしたときは、父が倒れたとき。

      2回目も、やっぱり父が倒れたときだったわ。

      だから、めまいはストレスからくるようね。忙しいとか

      疲れているとか…」と彼女。

       

      目の回るような忙しさ、とは、こういうことなのだ。

      それと、持つべきものは、よき上司。

      彼女とは、仕事で苦楽を共にしたが、

      人生で良い出会があったと、感慨を深くした。

       

      年末、暗い話で恐縮だが、みなさん、来年もよき出会いに

      期待しましょう。

       

      店の向かいの景色

      近くの倉庫につららが…。その向こうに生還工場の建物が見えるう

      運河プラザまえにある「消防犬ぶん公」。

      大正から昭和にかけて、焼け跡から助け出された犬が、消防署で

      飼われ、火事の時は消防車に乗って、野次馬の整理や、ホースの

      もつれを直すなどで活躍したという。「ほんとかなぁ〜」

       

       

      | - | 07:53 | comments(9) | trackbacks(0) | - | - |
      説教宿
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         12月も半ば。雪が降ったり、やんだりで、

        道路わきには、いたるところに雪山ができている。

        所用で札幌へ。

        行きはJR、帰りは高速バスで帰ってくると、

        小樽築港あたりから、猛烈に雪山ができている。

        まるで、違う国に来たみたいだ。

        札幌では雪が少なく、人々は軽快に歩いているのに、

        小樽の国道沿いでは、雪山の陰の谷間を、人々がとぼとぼ歩いている。

        小樽は常に札幌の1・5倍くらいの雪がある。

        たま〜に札幌に大雪が降ったというニュースをテレビで見て、

        小樽のほうが少ないと、スカっとする。

        「札幌の人よ、ちょっとは苦労してみなさいよ」と。

         

         こんな時期に、東京からひとり旅の男性がやってきた。

        年のころは40代前半か。

        なんでももう1か月も前に家を出て、東北の方から

        ず〜っと旅をしてきたという。

        知らない土地で人恋しさもあるのか、

        なんだかんだと話していたが、

        すぐに寝たようだった。

        翌朝、彼は息子に、この1か月の旅の話をしていたが、

        チェックアウトの時間の少し前に、私は、この人が

        こんなに長い旅ができるのはどうしてなのか、

        ふと疑問に思い、訪ねてみた。

        「ゆっくり旅ができていいですね。

        こんなにお休みが取れるというのは、

        どんなお仕事をしていらっしゃるのですか」と私。

        するとその男性は、ちょっと口ごもって、

        「実はわけがありまして…。2年ぐらい前に、脳梗塞で倒れたんです。

        奇跡的に回復したんですが、この1年、保養地でリハビリしていまして、

        今は、旅行できるぐらいまでになったんです」という。

        きけば、彼は独身で仕事に熱中し、いつも寝るのは夜中の1時〜3時。

        朝は6時に起きる。

        食事はすべて外食で、「パスタが好きで、けっこうそればっかり食べていました」

        「野菜は?」とすかさず聞くと、

        外の食事に付いてくるものだけ。

        家では一切調理せず、「包丁はないですから」と。

        「果物は?」とさらに突っ込むと、「食べません、めんどくさいから」

        これで20数年過ごしたという。

         

        「そういえば兆候がありました。倒れる2日ほど前、地面が揺れて

        目が回るような感じがしました。次の日は、バスから降りると

        立っていられないくらいフラフラした。ものが二重に見えるような…」

        それでも、しばらく休むとおさまったので、病院へは行かなかった。

        「3日目に、突然手がしびれ、ふるえて、ものがつかめなくなった。

        やっとのことで、実家の母にスマホで知らせると、

        すぐ救急車を呼びなさい、と言われたんです。

        なんとか救急車を呼んだら、2分で来た。それで病院へいくと、脳梗塞だと

        いわれました。あと30分おそかったら、半身まひか、

        悪くすると、寝たきりになるかもしれなかった、と」

        それでも数か月の闘病を経て、我に返ったようだ。

        1年間のリハビリで、今では、この話を聞かなければわからないほど

        回復している。

        「でも、よかったですね。これからは、健康第一で生活してください。

        野菜は食べなきゃだめですよ。キャベツの千切りだけじゃなく、

        イモ、大根、ニンジン、ゴボウ…根菜類も必要です。

        なんでもバランスよく食べなきゃね。

        それに、睡眠も大事なんですよ。夜中の11時から2時の間、

        寝ることで細胞が修復される。今度仕事をするなら、

        夜は10時に寝られる仕事をさがすべきです」

        「10時は無理だなぁ、せめて11時…」と彼。

        「いや、ありますよ、ぜったい」と私。われながら、

        よくもお客さんに向かって、こんな強引な発言ができるものだ。

         

        「こんなに奇跡的に回復されて、生まれ変わったようなものですね。

        でも、同じ病気でも、そうはならない人もいます。

        これからそういう人のお手本となり、励ますためにも、

        がんばってください。このことを経験したことで、

        今までの何倍も価値ある人生が送れると思いますよ。ゼッタイに。

        きっといい道が見つかるでしょう」

        そういうと、彼はしーんとして、聞き入っていた。

        「どうして宿屋の女将に、こんなこと言われなきゃならないんだろう。

        来るんじゃなかった」と思っているのかもしれない。

        いいんだいいんだ、どう思われてもかまわない。

        「今生、私は、出会った人に、どうしてもいわなきゃならないことがある」

        そんな思いに突き動かされる今日このごろ。

         

        むか〜しテレビのCMで、おじいさんが

        「もっと野菜をとらなきゃいかんよ〜」

        とかいって、笑いを誘っていたことがあったような。

        また、小学校では「はやね、はやおき 元気な子」

        と教わっていた。

         

        今思う。実に深~い命にかかわる格言だ。

         

         

         

         

        | - | 19:49 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
        師走の釣り人
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          あっという間に12月。
          ​今年は、まだ大雪には見舞われていないが、10僂曚廟僂發辰神磴
          ​解けかけては凍り、その上にまたうっすらと雪が積もったりで、
          もう完全に解けることはないだろう。
          これを根雪という。
          やれやれ、また長~い冬のトンネルに入った。

          ​町の商店街やスーパーでは、早くもクリスマスソングが流れているが、
          心は全く浮き立たない。
          人生にワクワクすることが少なくなったら、
          ​老境に入ったということなのか。
          ただ、1歳のビーグル犬・マルコだけが、
          ​この世のなにもかもが珍しく、
          ​雪道の散歩のとき、あちこちのにおいを嗅ぎまわっている。
          ​凍った道を犬を連れて歩くのは、とっても危ない。
          なにしろ、ふいにものすごい力で引っ張るので、
          ​滑って転ぶ危険はおおいにある。
          ​そこで、雪道の散歩のときは、亡き母が残していった黒いゴム長靴を
          はくことにした。
          靴の底には、金属の針が出た特別の金具がとりつけてあり、
          アスファルトの上を歩くと、ガチャガチャと音がする。
          ​昔は、お年寄りや外で仕事をする人は、
          ​ゴム長靴にこうやって金具を打ち付けたものだった。
          ​靴直しの人に頼んで、金具をつけるのだが、
          今は、そんな仕事をしてくれる店がないし、
          そういう金具もないのではないか。
          ​この靴をはいて、金具の音を聞くと、老いた母の心境がよくわかる。
          ちょっと寂しく悲しい気持ちになるが、
          ​これでマルコを連れて、朝の運河から岸壁へ行った。

          ​すると、岸壁には、この寒空の下、厚着をした釣り人が
          たくさん並んでいた。
          ​今は何が釣れているのか見ていると、
          ​10センチほどの銀色に光る細身の魚が次々とさおにかかってきた。
          チカだ。
          ​マルコを引っ張りながら近づいていくと、
          老夫婦の奥さんが夫に「あんた、犬にも1匹やんなさいよ」
          といっている。
          「だめだ、これはフグだから」と夫がいう。
          よく見ると,釣り糸に食らいついたチカの下に、小さなフグがかかっている。

          夫は、このふぐを、雪の上に投げ捨てている。

          この人の周りには、小さなフグがいっぱい散らばっていた。

          こんなフグにも毒があるんだろうか。

          道を歩きながら、ゴミでも何でも拾って食べるマルコが

          このフグを食べたらアブナイ。

          あわててその場を離れた。

           

          この釣り場には、人がたくさん並んでいると思ったら、

          数日後には、人っ子一人いなくなっている。

          釣り人の,ここに魚がいるという情報は、ものすごく早く

          届くものらしいということを、この目で知った。

           

          この近くに、海に面した色内埠頭公園という、大きい

          風光明媚な公園がある。

          この公園が、9月ごろから封鎖されてしまった。

          息子が毎日犬を散歩させていたのだが、行けなくなってしまった。

          この公園の岸壁に、「海上保安庁の船が泊まっているよ」

          と息子が言った。

          そうだ、北朝鮮がミサイルを発射したころからだ。

          日本海側の重要な港、小樽。

          北朝鮮の動向を知るために、水面下であれこれ対策を練っているに

          違いない。

          本当に、北朝鮮には困ったものだ。

          「やめろ、ジョン・ウォ~ン」マルコが遠吠えしている。

           

           

           

           

           

           




           

          | - | 14:06 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
          当たり!
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            このブログにも、すっかりご無沙汰してしまった。

            Johnさんがかもめやに来てくれたのは、10月半ばだった。

            私が、実家にあった亡き父の上履きをはいてきて、店の玄関に置いてあったら、

            なつかしがってくれた。

            そう、この方は、元小学校の先生だから。

            そのことをコメント欄に書こうと思ったら、

            パソコンの調子が悪くて、何回も消えてしまい、

            なげやりになって、書くのをあきらめてしまった。

             

            この間は、大阪のおばちゃんたちと同じ、貝塚出身

            いまは鎌倉在住の鳩さぶれさんが来て、「Johnさんは元気ですか」

            といっていた。

            相変わらず忙しそうで、帰ってから「友和のパンを買って、

            龍宮神社でお参りし、三角市場でシャコを食べて大満足!」

            というメールが来た。

            本当にこの人は小樽好きだ。

             

            いまの時期は宿泊のお客さんは少ないが、

            それでも、店や自宅を訪ねて来る友人、知人が多く、

            いつも忙しい。

             

            そうこうしているうちに、昨日のドカ雪。

            いっぺんに20〜30兩僂蝓息子は店と自宅の雪かきで

            終日働いている。

             

            一昨日、小学校時代の友人が訪ねて来て、食通の彼女から

            タラのこぶじめと北寄貝のお刺身をいただいた。

            これは珍し、うれし。と、その夜、店のキッチンで

            いつものように立ち食い。なんともおいしい。

            夜おそく来るお客さんを待っている間、おなかがすいて、

            そのあとフランスパンをバリバリ食べた。

            その日は、札幌ドームで嵐のコンサートがあるとか。

            で、若い女性客が来たのは、なんと夜中の1時。

            ああ、悲しや、宿屋業。

             

            翌朝、4時ごろ、なんだかみぞおちのところが痛い。

            横になったり、寝がえりを打ったりしながらやりすごしたが、

            朝、お客さんが帰ったあとも、また痛む。

            週末なので、消化器科の病院をさがして行って、昨夜食べた魚介類のことを言った。

            それをくれた友人に聞いたが、彼女はなんでもないといった。

            「固いフランスパンもいっぱい食べたので、食べすぎかもしれません」

            と医者に告げると、

            「食べすぎなら、病院に来ないでしょう。いつもと違うと思ったから

            来たんじゃないの?」と医師はいう。

            「ん、まぁそうですね」と私。

            「これは、魚の虫かもしれないから、胃カメラで調べてみますか?」

            いやだいやだ、しかし、週末でもあり、これ以上痛くなったら

            困る。

            仕方なしにOKした。

             

            うんうんうなりながらカメラを飲んでいると

            「あ〜っ、むずかしいところにいるなぁ」と医師。

            「やっぱりそうか。だけど、やりながら、そういうこと言わないでよ…」と無言で抗議。

            しばらく苦悶していると、「はい、おわりました」

            ふ〜っ。

            そして、再び診察室にいくとパソコンの画面に、胃の中の様子が

            映し出され、なんと、胃の壁に2〜3センチの白い長い虫が

            うにょうにょと張り付いているではないか。

            「きゃあ〜、すごい!」思わず叫ぶと

            「あまり大きい声、出さないでください」と医師。

             

            すると、看護師さんが、小さい水が入ったびんの中にいる

            虫を持ってきた。「これですよ」

            「きゃぁ…」

            「こんな大きなの、どこにいたんでしょう」と私。

            「タラじゃないかな。これは、食べた人全員に虫が行くんじゃなくて、

            たまたまそこを食べた人に行くんだ。胃の壁に虫が刺さりこんで痛むんです。

            ま、大当たりですな」

             

            「宝くじには当たったことが無いのに、こんなものに当たるなんて、

            悔しい…」

            そうか、サバなどに当たる、というのは、

            アレルギーとか、細菌とかじゃなくて、

            虫なんだ。

            なるほど、「あたる」という言葉の意味がわかった。

            それにしてもこの医師、痛みの原因を一発で当てた。

            これも「大当たり」。

            そろそろ胃カメラを飲んで、胃の検診をうけなくてはならないかな、

            という時期だった。

            「胃のなかはきれいで、がんとかの心配はありません」

            これには、ほっ。

             

            いろんなことがわかった。

            この虫は、アニサキスとかいうのかな。

            「虫の居所が悪い」という言葉もある。

            虫に好かれるのも、考え物だ。

            一番の収穫は、この医者の腕かもしれない。

            みなさま、なまものにはくれぐれもご用心を!

             

            小樽名物手宮線跡 文学館近くの倒れそうな飲み屋街

             

            右は文学館裏

            | - | 10:32 | comments(10) | trackbacks(0) | - | - |